ビデオレンダラー? 何が違うの?
ビデオレンダラー(以降 VR とも表記) — 出力デバイス上にコンテンツを描画するソフトウェアの一種 (簡単に言うとあなたのモニターにビデオを表示するためのものです).
Windows XP以前で使用を推奨するビデオレンダラー :
- VMR7 Windowless (VMR7 WL) - Windows XP デフォルトの VR - 非常に軽く高速
長所:
- 軽量 (オーバーレイ使用) - ローエンド PC にお勧め
- 高速 - 特に FPS が50 以上のビデオにお勧め
- ビデオ字幕がない場合のみDXVAに対応することが可能 (簡単に無効化設定ができます)
短所:
- オーバーレイが使用できるのはひとつのビデオに対してのみなので、他のメディアプレイヤーと共有する必要がある
- PrintScreen キーを押してピクチャを保存した時にカラースタブのみが含まれる
- VMR7 Renderless (VMR7 RL) - 前述のものと同様, オーバーレイの使用は不可
VMR7 WL との比較 - 長所:
- PrintScreen が正常に機能
- 黒帯部分に字幕を配置することが可能
VMR7 WL との比較 - 短所:
- VMR9 Windowless - VMR7 Windowless と同様, レンダリングに DirectX 9 を使用
VMR7 RL との比較 - 長所:
- 画像のスケーリングが少し向上
- PrintScreen が正常に機能
VMR7 RL との比較 - 短所:
- VMR9 Renderless - VMR9 WL と同様, 少し複雑
VMR9 WL との比較 - 長所:
- 字幕付きでも DXVA に対応
- 黒帯部分に字幕を配置することが可能
- 画像のスケーリングが少し向上
- PrintScreen が正常に機能
VMR9 WL との比較 - 短所:
- 高フレーム (> 30fps) のビデオには適さない
Windows Vista 以降で使用を推奨するビデオレンダラー:
- EVR - Windows Vista 以降のデフォルト VR - 非常に軽量で高速 (Windows XP には含まれていません!)
長所:
- 軽量, 高速, ネイティブ
- Radeon ビデオカード(Windows XP) で赤色のピクチャスケールが良好
短所:
- 字幕付き DXVA に非対応
- Windows XP で使用する場合は .NET Framework 3.5 が必要
- EVR CA - 字幕の使用に最適化
EVR との比較 - 長所:
- 字幕付きでも DXVA に対応
- 黒帯部分に字幕を配置することが可能
短所:
- EVR Sync - ビデオおよびモニター(または TV)で FPS の同期を保持するように設計
EVR との比較 - 長所:
- ビデオフレームのギャップを解消
- 字幕付きでも DXVA に対応
- 黒帯部分に字幕を配置することが可能
短所:
- EVR-レンダラーの動作が重い
- 指定するモニター / TV 側の詳細な調整が必要
- 稀に不安定になる
MadVR - 特殊例
- MadVR - サードパーティ製の VR で、最大限のピクチャ品質を引き出すことに焦点を絞って設計されています。(使用する場合は手動でインストールが必要)
長所:
- 高品質のイメージ スケーリング
- 色域 & ガンマ補正によるディスプレイの較正
- 完全な 16bit 処理キュー
- すべての作業を GPU シェーダ経由で実行
- 開発が活発に行われている
短所:
- 高性能のグラフィックカードが必須;
- 稀に不安定になる
MadVR のインストール、処理、設定等に関する詳細は このセクション を参照してください。