オートスキップ

オートスキップ機能は、ビデオまたはオーディオファイルの最初/最後の不要な部分をスキップする機能です。

例えば連続ものをダウンロードして視聴中、最初に前回のあらすじが入っていたり、最後に次回の予告が入っていた場合、早送りや巻き戻しといった手間がかかります。またストーリー全体の中から特定のエピソードのみ視たいことがあるかもしれません。

また、自分で作成したビデオの特定のエピソードを部分的に友人に見せたい場合、手動で操作することも可能ですが、それには再生の間注意していなければならず、また場面を記憶しておかなければなりません。

そんな時、便利な方法があります

オートスキップ機能では、それぞれのケースに応じてエピソードの数を設定(無制限)したり、音声の自動パス設定といったより柔軟で高いレベルの自動化設定が用意されています。

有効にする方法は?

設定でオートスキップ機能を有効化

タイムラインのコンテキストメニューからも有効にできます。

スキップ間隔の追加方法は?

マウスで設定:

  1. タイムライン上の始点にセットしたい位置にマウスポインタを移動
  2. マウスの右ボタンを押下
  3. そのまま終点位置までマウスポインタを移動
  4. マウス右ボタンを放します。

誤ってマークしてしまった区間は、マウス右ボタンのクリックでキャンセルできます。

この設定方法の利点: シンプルで簡単に設定可能

この設定方法の欠点: 間隔の正確性に欠ける

キーボードで設定:

  1. スキップの始点位置で O キーを押す
  2. 終点位置で E キーを押す
  3. 始点から現在の位置までマークするには Shift + O キーを押す
  4. 現在位置から最後までマークするには Shift + E キーを押す

この設定方法の利点: 秒単位の正確さで間隔をセットすることが可能 (一時停止で設定) - 現在位置から始点/終点までの間隔セットが簡単

この設定方法の欠点: 間隔の削除にキーボードが使えず、マウス、あるいはダイアログボックス経由で行う必要がある

ダイアログ ボックスで設定:

Alt + E キー、またはタイムラインのコンテキストメニューで "オートシーク設定" を選択

+ボタンで新たな間隔を追加;

始点と終点にそれぞれの数値を割り当てます。- 時間書式 時:分:秒.(HH:MM:SS)

時間指定は右上にある 3 つのボタンから簡単にセットできます。また真ん中の部分では、セットした値から入力した数値 (時/分/秒) を追加したり、差し引いたりといった微調整を行うことが出来ます。

この設定方法の利点: 正確な値を保存しておき、後から再利用することが可能

この設定方法の欠点: すべての値を保存する際に時間がかかることがある

使用する方法は?

ファイル再生時に読み込む

オートシーク設定の "ファイル再生時に読み込む" にチェックをいれると、ファイルと同じ場所にある ファイル名 + .skip ファイル、または Default.skip ファイルが自動的に読み込まれます。Default.skip ファイルは、ファイルと同じ名前の .skip ファイルより低い優先度に設定されています。

また、"OE 間隔の自動保存" にチェックを入れておくと、間隔の追加や編集を行った時に設定が自動的に保存されます。

リストにある次のファイルへのオートスキップの継承

現在のファイルと次のファイルの再生時間の差異が 1,5 分未満の場合のみ、オートスキップは継承されます。任意のファイルにオートスキップを継承して、強制的に Default.skip を適用する場合は、 "ファイル再生時に読み込む" にチェックを入れます。そしてオートシークをすべてリセットしたい場合は "OE 間隔をクリア" にチェックを入れておきます。

オートシーク機能の弱点

オートシークの継承によって、シリーズの一部を見落としてしまうリスクがあります。そのような事態を防止するためには、なるべく小さな間隔で無用な部分を正確に定義することが最善の方法です。