AVISynth - 多彩なフィルター処理や、プラグインによるノンリニア編集が可能なスクリプト言語です。
AVISynth 単体では、加工した映像を他のプログラムに渡すだけで、出力ファイルは作成されません。作成した AVISynth スクリプト(.avs ファイル) を AVS に対応している他のアプリケーションから読み込むことで、スクリプトの記述に基づき映像、音声データを作成します。AVISynth は基本的にバックグラウンドで動作します。
AVISynth は優秀なソフトウェアとして広く認知されていて、Auto Gordian Knot (AutoGK), XviD4PSP, SmoothVideo Project (SVP) 等のソフトウェアでも使用されています。
AVISynth スクリプトで可能な事:
開発版 2.6、とクロスプラットフォーム 版 3.0 が存在しますが、最新の安定版 2.58 はここから ダウンロード出来ます。
ここで古い安定版をお勧めする理由として、2.58 ではインストール時の選択パネル "extra" 項目で迷うことなく原則的に "次へ" 押すだけで AVISynth のインストールが完了するためです。
AviSynth での通常の作業手順: 最初に一連のコマンドが記述されたテキストファイル(AVISynth スクリプト)を作成してファイルを保存します。このスクリプト内のコマンドには、ひとつ、または複数のビデオファイルに対して処理したい内容が含まれています。その後、 Light Alloy 等のアプリケーションで作成されたスクリプトファイルを開くと、AVISynth が起動し、スクリプトで参照されている動画ファイルに各種フィルター処理を行った後、その結果をビデオアプリケーションに渡します。この際、アプリケーション側では既にフィルター処理がされたハードディスク上のビデオファイルを開いていると判断していて、AVISynth がバックグラウンドで橋渡しをしているという認識はしていません。
AVISynth スクリプトの書き方の詳細や説明については、広範囲の言語で様々なサイトによって紹介されています。サードパーティ製のプラグインの使用や連携の方法については、プラグイン開発者のウェブサイト、含まれている説明書を参考にしてください。
Light Alloy では、スクリプトのメインモードに加え、以前使用したひとつの AviSynth スクリプトをテンプレートとして複数のファイルに適用することができます。
設定ダイアログの AVISynth にある AVISynth スクリプトで開く にチェックを入れます(*拡張モード)
パス "Light Alloy/Plugins/AviSynth" フォルダ内に AVISynth スクリプトをコピーすることでテンプレートを追加します。 スクリプト内にあるファイル名の代わりに " {SOURCE} " と入力します。